ソフトバンクの新外国人JDダービン投手(28=ドジャース3A)が上々の「先発デビュー」を果たした。3日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で実戦初先発。6回80球を投げて7安打3失点(自責2)と踏みとどまった。「良かったとは思う。スタミナも問題ないよ」。失点はいずれも自身のボークや悪送球が絡んだもの。直球は最速149キロをマークするなど6三振を奪った。来日初登板の5月25日の同広島戦(2回1失点)を経て「いい感じだよ。コース(ストライクゾーン)もだいぶ分かった」と収穫を口にした。

 次回は8日からの同阪神3連戦で先発する予定で、福岡ヤフードームで試合が行われる9日に登板する可能性もある。斉藤2軍投手コーチは「球速やキレはもっと出るはず」と期待を寄せた。交流戦明けは6連戦続きで1軍の先発投手が不足するため、ローテ入りのチャンスは十分。07年にメジャー6勝を挙げた右腕への注目は高まるばかりだ。

 [2010年6月4日10時58分

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