右ひじ痛の西武中村剛也内野手(26)が10日、出場選手登録を抹消された。数年前から、ひじに通称ネズミと呼ばれる遊離軟骨ができて痛みを抱え、6月に入って症状が悪化。9日阪神戦で7試合ぶりに先発出場したが、精彩を欠いた。渡辺監督は「打つ方にも支障が出ているので完全に休ませる」と説明。11日にも精密検査を受ける。オフに内視鏡による手術を受ける可能性はありそうだ。

 中村はオープン戦で自打球で右目眼窩(がんか)底を骨折。完治しないまま強行出場して、開幕から打撃不振の要因にもなった。ここまで59試合で打率2割2分4厘、14本塁打、36打点。最短だと5試合欠場で済むが、長期化すれば3年連続本塁打王に黄信号がともる。

 [2010年6月11日8時53分

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