阪神金本知憲外野手(42)が「代打の神様」でリーグ戦再開に臨むことが濃厚となった。交流戦は敵地で指名打者として、先発出場していたが、18日の横浜戦(横浜)からは守備に就くことが先発の必須条件となる。痛めた右肩は回復途中。キャッチボールの距離や力強さは日ごとに増しているが、まだ実戦復帰する段階には至っていない。山脇守備走塁コーチは「シートノックに入ってから考えるよ。本人もそうじゃないと、打球の判断とかできないだろうし」と話した。

 実際に試合が始まれば、全力プレーが求められ、より送球に力が入る。中途半端な状態で無理をすれば、個所を悪化させる可能性もある。和田打撃コーチも「打つ方は問題ないが、守る方はどうか。そう簡単な話じゃない。中途半端でやっても仕方がない」と焦らせる考えはなかった。チームの大黒柱だけに、首脳陣も先発復帰の時期に関しては慎重な姿勢だ。

 フルイニング出場が途切れた4月18日の横浜戦から、代打の通算成績は24打数4安打、1本塁打。打率1割6分6厘と本来の実力は発揮できていない。ただ交流戦の最終カードとなったロッテ戦(千葉)では、ソロアーチを含む2戦連続のマルチ安打と力強さを見せつけた。リーグ戦再開まで残り3日あり、そこで劇的に回復すれば「4番左翼」も見えてくるが、現時点では代打の切り札としてチームの再ダッシュに貢献することになる。

 [2010年6月15日11時11分

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