打線改造マニフェストだ。ソフトバンク秋山幸二監督(48)が13日からの9連戦に向け、小久保裕紀内野手(38)を4番に復帰させる考えを示した。さらに「聖域なき選手起用」を掲げ、最近10試合のうち8試合が3得点以下と打撃低迷が目立つチームのテコ入れに着手。政権…ならぬV奪回へ、あらゆる手を尽くしていく。

 仙台行きの航空機を待つ福岡空港で、スーツ姿の秋山監督が熱弁を振るった。前日に参院選が終わったばかりだが、各政党も顔負け?

 の「マニフェスト」を打ち出した。焦点は打線の改造。最近10試合中8試合が3得点以下と打撃低迷が続くチームを再建する。

 目玉となるのが小久保の4番復帰だ。1軍に戻った10日からの2試合で5番を務めた主将について「状態はいい。4番?

 それもあると思うよ」と話した。離脱前は52試合中50試合で4番にすわっており、現在の主砲を務める多村が左ひざに不安を抱えている状況からも“指定席”での起用が現実味を帯びてきた。

 小久保は今季6度目のゼロ封を喫した前日11日のロッテ戦でも、チーム唯一のマルチ安打をマークして気を吐いた。「試合状況にかかわらず、自分の打撃ができている」と指揮官も全幅の信頼を置く。本人も「体は元気。打順は関係ない」と準備はできている。

 指揮官は「聖域なき選手起用」も押し進める。「過去の実績より、今年どうなのかが大事。可能性が高い人を使っていく」。誰しも例外ではない。代打起用が続く松中に「長打力が物足りない」と注文をつけると、打率2割台中盤にとどまっている松田や長谷川にも「(センターは)柴原や福田もいる。松田も良くなければ使わないよ」と厳しい言葉を投げかけた。打順についても「いつも同じだと、向こうも何も考えなくていい」と相手投手に応じ、固定観念にとらわれないオーダーを組んでいく。

 目指すは打線の構造改革だ。“第1党”の首位西武とは4ゲーム差。球宴休みを前に、少しでも差を縮めなければならない。正念場の9連戦で、秋山政権の手腕に注目が集まる。【太田尚樹】

 [2010年7月13日11時47分

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