<ヤクルト7-5巨人>◇11日◇神宮
またも繰り返された事態に、巨人原辰徳監督(52)は言葉を見つけられなかった。「先発は、もう論じられないね。勝手に論じてください」。表情は穏やかだったが、突き放した言い方に心中が察せられた。内海哲也投手(28)が3回途中6安打4失点で降板。自身4連敗を喫した。6月24日を最後に白星から遠ざかっているが、この間、6試合中3試合で3回までにマウンドを降りた。
立ち直るきっかけをつかめなかった。1回、1死から田中に四球を与えると、続く飯原に初球を左中間席へ運ばれた。味方が逆転した直後の2回こそ3者凡退に抑えたが、3点リードをもらった3回、単打4本で2失点。簡単に1点差まで詰め寄られては、ベンチに下がるしかなかった。「状態?
分からないです。たまに良いボールが行ったとしても、意図したボールじゃなかった」。試合後も硬い表情を崩さず、そう話すのがやっとだった。
連敗で、今季初めて2カード連続の負け越しが決まった。7月は、試合数の少ない3月や10月をのぞけば3年ぶりの月間負け越しを喫したが、8月も4勝5敗と黒星が先行。7月末から4連勝した勢いも消えてしまった。その4連勝を止めたのも内海だった。試合後、原監督は「内海は体の状態は悪くない。調整で(2軍で)休ませる余裕はチームにはない。違うポジションにします」と、中継ぎへの配置転換を明かした。試合中止の2位阪神とは1ゲーム差に縮まった。勝負の秋へ向け、指揮官が決断を下した。【古川真弥】
[2010年8月12日11時43分
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