<ソフトバンク7-2オリックス>◇11日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク和田毅投手(29)がリーグ単独トップに立つ自己最多タイ14勝目を挙げた。4回2死満塁のピンチをしのぐと、以降は1人の走者も許さず7回を無失点。自身10試合ぶりの2ケタとなる10奪三振をマークした。国内FA権を取得した日に快投を見せた。
クールな男が、気合をほとばしらせた。「ヨッシャッ!」。思わず叫ぶと、和田は小走りでベンチへと戻った。1点リードの4回2死満塁、元同僚の荒金への4球目。しならせた左腕から内角へ、胸元をえぐるような直球でバットに空を切らせた。空振り三振だ。この日最速の141キロで最大のピンチを乗り切った。「あの場面が一番、気合が入った。燃えましたね」と振り返った。
前回4日の日本ハム戦は旭川のマウンドにも苦しみ、自己ワーストの4被弾で6失点。試合後、今季中の禁酒を決意した。毎晩の楽しみを封印してまで、チームのために身をささげることを決めた。03、06年の自己最多に並ぶ14勝目は、何よりの“美酒”になった。
「この時期に決めることができてよかった。絶対に連敗を止める気持ちでマウンドに上がった」。チームの連敗も6で止め、首位西武とは1ゲーム差に接近した。
[2010年8月12日7時39分
紙面から]ソーシャルブックマーク




