<ソフトバンク7-2オリックス>◇11日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク本多雄一内野手(25)がスーパーキャッチで、和田を、チームを救った。1-0の4回表、1死二、三塁のピンチ。オリックス金子圭の打球は、ライナーで前進守備の本多の頭上を襲う。それを抜群のタイミングでジャンプし、つかみとった。抜けていれば逆転を許していた。そんなスーパープレーを「跳んだら入りましたね」と簡単に振り返った。

 緻密(ちみつ)な計算があった。三塁走者は北川。「そんなに足は速くないんで、前進守備でも少し下がっていたんです」。北川の走力を計算し、通常の前進守備より2歩後ろへ。その守備位置にどんぴしゃの打球が飛んできた。前日は7回にエラーを記録。「エラーをしたくてしてるわけではない。毎日、毎日が積み重ね。練習で取り組んだ成果を出すだけ」という前向きな気持ちが、ビッグプレーにつながった。

 打っても3安打、今季11度目の猛打賞。走っては2盗塁でトップの西武片岡に1差に迫る43盗塁とした。連敗が6に伸びた前日の試合で、本多は2点を追う8回、1死一、三塁の好機に併殺打。悔しさから試合後は居残りでティー打撃を行い、この日も早出で打ち込んだ。そんなひたむきさが、連敗ストップの活躍につながった。「攻める気持ちが強かった」。走攻守に攻めた本多は、まぎれもなくこの日のヒーローだった。

 [2010年8月12日11時37分

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