<阪神9-6ヤクルト>◇15日◇京セラドーム大阪

 勝利を呼ぶFKリレーが勢いを断ち切った。流れを変えたのは、久保田智之投手(29)だった。1点を追う、7回からマウンドに上がった。ブルペンを出る際に、2イニング投げる事が告げられた。「そういう仕事なので。1回、2回という気持ちで投げました」。ベンチの期待に応えた。

 ざわつくスタンドを、投球で黙らせた。7回は下位打線を9球で料理。8回は2死から四球を1個与えたがが、飯原にはスライダー勝負で、タイミングを外して遊ゴロに打ち取った。ベンチに引き揚げる右腕は、大歓声で迎えられた。「腕が振れれば、ボールにもキレが出てくる」。2イニングを投げきったのは、6月22日広島戦(米子)以来。流れを一気に引き寄せ、5勝目を手に入れた。

 9回、バトンを受けた藤川球児投手(30)は「先頭だけ抑えれば大丈夫」。言葉どおり、ホワイトセルを146キロ直球で空振り三振。福地には左前打を打たれたが、後続を難なく断ち切り、21セーブ目を挙げた。2試合連続セーブは4月14、15日巨人戦(東京ドーム)以来。これぞ勝利の方程式。最後に笑うためには、2人の活躍が不可欠だ。【鎌田真一郎】

 [2010年8月16日11時36分

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