<ソフトバンク5-9日本ハム>◇15日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク小椋真介投手(30)はまたも「6回の壁」を破れなかった。6回途中4失点KOで6敗目。5回まで2安打無失点、8奪三振と好投していたが、2点リードをもらった直後に急変した。
“別人”になってしまった。6回1死一塁、小谷野への143キロ直球は外角高めへ浮いた。右翼席前列へ飛び込む同点2ラン。汗をしたたらせた顔がゆがんだ。糸井と二岡にも連続二塁打を浴びて一挙に逆転を許し、視線を落としたままマウンドを去った。
「粘れなかった。気持ちの問題。考え方ですね。ストライクを投げにいってしまった。首を振って変化球を投げることもできたわけだし…」
自分の武器を過信した。5回までに許した2安打は、ともに変化球を打たれたもの。逆に三振8個のうち6個を直球で奪っていた。6回に許した3連打はすべて直球を痛打された。球数が100球前後になり、球威が衰え始めたところを狙われた。
「壁」を乗り越えられない。今季16試合に先発して最長投球回は6イニング、平均投球回も5イニングちょうど。序盤からスタミナ度外視のハイペースで投げ込むスタイルもあり、失速が課題となっている。秋山監督も「(6回から)真っすぐを打ち返され出した。気持ちの部分なのか分かんないけど」と首をひねった。5回までは非の打ちどころがない快投だっただけに、なおさら口惜しい。「次に生かすしかない」と巻き返しを誓った。壁は自分で乗り越えるしかない。
[2010年8月16日11時40分
紙面から]ソーシャルブックマーク




