阪神久保康友投手(30)が、虎の右腕で31年ぶりの最多勝を視界にとらえる。24日広島戦(京セラ)の先発を前に23日、甲子園で練習。今季12勝目を挙げれば、ハーラートップの広島前田健、巨人東野に並ぶ。阪神右腕では79年の故小林繁さん以来、31年ぶりのタイトルが現実味を帯びてくる。
久保はこの日、キャッチボールとランニングで調整して「投げミスがないというわけにはいかないので、悪い時でもゲームを作りたい」と口にした。開幕から唯一ローテを守って、先発陣の軸となっているが「選手は仕事を果たすだけです。責任感はないです。持たなくてもいい荷物は持たない」とクールに話した。
19歳秋山から刺激も受けた。21日巨人戦で130キロ台後半の直球で勝負した高卒新人に「すごいのひと言。フォームに刺激を受けた。打者から見れば球持ちがいい。うらやましい限り。すぐにでも取り入れたいけど、難しいでしょ」と苦笑い。その裏には現状に満足しない向上心がある。最多勝も狙える11勝にも「数字とやりたいことは別。(理想の)半分、いや半分以下ですね」。思い描く投球を実現できれば、村山実、バッキーら偉大な先輩たちに肩を並べる快挙も、優勝もグッと近づく。【益田一弘】
[2010年8月24日11時30分
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