<巨人6-4中日>◇24日◇東京ドーム

 巨人久保裕也投手(30)は厳しい局面でも落ち着いていた。4回まで無失点だった先発グライシンガーが5回に突然の乱調。4-4の同点に追いつかれ、なおも2死一塁の場面で出番が回ってきた。しかも打席に迎えたのは今季巨人戦で4割近い高打率を残しているリーグ首位打者の和田。「長打だけは打たれないように」。外角低めの直球で遊ゴロに打ち取り、勝ち越し点を許さなかった。6回も、そして7回も平然とマウンドへ向かい、2回1/3を無失点。相手に傾きかけた流れをグッと引き寄せた。

 疲れのたまる夏場に差しかかり、変化球に頼る投球が目立つようになった。20日の阪神戦で打ち込まれた後、原監督から「かわす投球をするな。真っすぐで押していけ」と指摘されて原点に立ち返った。久保は「直球が投手の基本だということ。今日は思いきり腕を振れた」と笑みを浮かべた。この日で4連投。両リーグ最多の60試合目の登板だったが、決して疲れは口にしない。小笠原、長野とともにお立ち台に呼ばれた“鉄腕”は「優勝して最高のシーズンにできるよう頑張ります。明日も?

 行きます」と、力強く言い切った。【広瀬雷太】

 [2010年8月25日8時11分

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