<阪神4-5広島>◇24日◇京セラドーム大阪

 鉄人が元祖鉄人に並んだ。阪神金本知憲外野手(42)が、1448打点目をマークした。尊敬する元広島の大先輩、衣笠祥雄氏の生涯記録と同じ数。通算打点でついにベスト10入りだ。15日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)では、同じく広島の大先輩・山本浩二氏の通算安打数(2339本)も追い抜いた。虎の鉄人が広島で一時代を築いた両雄の域に達した。

 節目の一打は初回に飛び出した。鳥谷の2ランで先制し、なお2死二塁の場面。左対左も苦にせず、広島篠田の138キロ真っすぐを完ぺきに捕らえて右中間を破った。6試合連続安打となる一撃は、この回3点目となるタイムリー。直前にブラゼルが倒れていただけに、貴重な1点となった。

 今季2度目の「大阪タイガース」時代の黒ユニホーム。金本はストッキングの裾をたくし上げ、この日の試合に臨んでいた。前回横浜戦のオールド・ユニホーム・シリーズはもちろん、クラシックスタイルは阪神移籍後7年で恐らく初めて。4連敗阻止への強い思いや、同じスタイルで戦うことで先人たちへの敬意も込めもっていたのだろう。

 「前半戦は守れなくて、というか投げられなくて迷惑をかけた。チームのために働きたい」。勝利への執念を見せたかったが、その後3打席は無安打で途中交代した。7回2死一、二塁の好機は空振り三振に倒れ、悔しそうな顔を見せた。

 [2010年8月25日11時43分

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