ロッテ首位西武に連勝 サブロー決勝弾
<ロッテ3-2西武>◇25日◇千葉マリン
ロッテが首位西武に連勝し、その差を1ゲームと詰めてきた。2点のリードを追いつかれた直後の8回。サブロー外野手(34)が決勝17号ソロを放ち、競り勝った。4カード連続の勝ち越しで貯金10。パ・リーグはソフトバンクを含めて3チームが1ゲーム差以内にひしめく、大混戦となってきた。
サブローは無心だった。2-2で迎えた8回1死。西武の3番手工藤の4球目の134キロカットボールを振り抜いた。角度よく上がった打球は左中間スタンド最前列へ吸い込まれ、勝ち越しの値千金弾。ダイヤモンドを回り、ホームを踏むと右手を夜空に突き上げた。「(打席には)何も考えずに入った」と、2試合連続弾を振り返った。24日には5回に貴重な追加点となる2ランを放つなど、首位西武との負けれない試合で勝負強さを発揮している。「よう分からんです。何ででしょうね」と首をかしげながらも、自然と笑みもこぼれた。
体は万全ではなかった。選手会長に就任した今季は「全試合、フルイニンング出場したい」と目標を掲げたが、5月上旬に右太もも裏を痛めるなど、ケガに悩まされた。12日から15日は腰に張りを訴え、4試合欠場。満身創痍(そうい)の中、チームリーダーはバットを振り続ける。
打撃練習の前には、荒木理学療法士と重さ3キロのメディシンボールを使って体幹強化に励む。左足を上げて静止した状態から、バランスを崩さないようにボールを受け取る動作を繰り返す。股(こ)関節と軸を意識したトレーニングで体の使い方を確認している。金森打撃コーチの指導する「引きつけて体の軸で回転して打つ」という理論にも応用させている。値千金の1発には「体が勝手に回転して反応してくれた感じ」と言うが、体が自然と反応できたのは日々の地道な繰り返しが生きたからだ。
2点リードの8回、中継ぎ転向後は8試合無失点だった小野が同点を許す苦しい展開だったが、選手会長が一振りで変えてみせた。首位西武に連勝でゲーム差はついに1。6月4日以来の首位奪回は目の前だ。【斎藤庸裕】
[2010年8月26日14時23分 紙面から]
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