<ソフトバンク2-4オリックス>◇25日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクが奪首に失敗した。松田宣浩内野手(27)が前日24日に左手首へ死球を受けた影響で欠場。主力不在の打線は、オリックスが中2日で先発起用した金子千に12三振を奪われた。守っては松田に代わって出場した森本学内野手(32)の2失策も響いた。西武と0・5ゲーム差は変わらなかったが、3位ロッテとも0・5差。26日は正念場となった。
首位取りチャンスは三振を重ねる度に遠ざかった。ソフトバンク打線がオリックス金子千&岸田の奪三振ショーの引き立て役となってしまった。終わってみれば、毎回かつ先発全員の15K。2点は奪ったが白星に届かず、秋山監督も脱帽。「いかんせん金子がよかった。球のキレ、コントロールもあった。いっぱい球種も使われた。まあ、しょうがない。あれだけのピッチングをされたら」。相手を褒めるしかなかった。
急場をしのぐ打線改造は実らなかった。前夜、松田が左手首に死球を受けた。この日握力が戻らなかったために欠場。4月1日以来、3番に長谷川を抜てきしたオーダーを組んだが、4打数1安打で起爆剤とはいかなかった。オリックス陣営が、和田にぶつけるように金子千の先発日をずらしてきた一戦で力負けした。
守備でも松田不在がクローズアップされた格好となってしまった。8回2死二塁の場面で、2番バルディリスの三ゴロを処理した森本が、一塁にワンバウンド送球でタイムリー失策。9回も打球は強かったが、カブレラの三ゴロを森本が失策したのをきっかけに失点した。秋山幸二監督(48)は「8、9回のあのへんを気をつけないといかんな。ミスはつきものだけど、集中した中でやっていかないと」。残り25試合は一瞬も気を抜けない状況だけに、今後への糧とした。
まさに1プレーが命取りとなりかねない混戦のまっただ中にいる。この日西武が敗れて0・5ゲーム差は変わらなかった。26日も奪首チャンスが継続されたのは救いだが、安堵(あんど)ばかりしていられない。西武に勝った3位ロッテとも0・5ゲーム差。26日の勝敗いかんでは1位浮上もあれば、3位転落もある正念場に追い込まれた。異例の大混戦を制するには、もうこれ以上、惜しい敗戦は許されない。
[2010年8月26日14時26分
紙面から]ソーシャルブックマーク



