<オリックス12-5ソフトバンク>◇4日◇スカイマーク

 どうしたんだ!?

 ソフトバンク杉内俊哉投手(29)が2試合連続のKOだ。4回10安打5失点の大乱調。チームは1度は同点に追いつきながら再び突き放され、今季3度目の4連敗となった。逆転負けした首位西武との1・5ゲーム差を縮められず、逆に4位の日本ハムには2・5ゲーム差と迫られた。逆襲のためにはエースの復調が不可欠だ。

 最高気温35度の炎天下で4時間30分のロングゲームを終えると、疲労だけが残った。まさかの2戦連続KOを喫した杉内は、視線を落としたまま足早に帰りのバスへ乗り込んだ。エースを立てた試合を落とし、今季3度目の4連敗。まさかの展開だった。

 7日前と同じく、マウンドにはエースらしからぬ姿があった。直球は最速148キロをマークしたが、甘く入った球をことごとく打たれた。「(球は)走ってたのかな…。打たれたら分からんわ」。1点リードの2回2死二塁から4連打を許して3点を奪われると、4回にも森山とカブレラに適時打を浴び計5失点。被安打10本中8本が単打で、奪三振も3個にとどまった。大振りしないコンパクトな打撃でつながれた。秋山監督も「球自体はそんなに変わらないけど、真ん中に集まっていた。細かいコントロールがね」と悔やんだ。

 立ち直れなかった。前回8月26日のロッテ戦でも自己ワーストの9失点でKOされたばかり。「役目を果たせませんでした…。チームに申し訳ないとしか言えません」。肩を落としてマウンドを去った。2試合連続で5回をもたずに降板したのは、07年8月10日のオリックス戦(3回 1/3 、4失点)、同16日の日本ハム戦(4回 1/3 、7失点)以来3年ぶりの屈辱となった。

 痛い黒星だ。打線は5回に一挙4点を挙げて杉内の黒星を消したが、救援陣が踏ん張れず、今季2度目の2試合連続2ケタ失点。首位西武が大逆転負けを喫していたが、1・5ゲーム差を縮められなかった。逆に4位の日本ハムには2・5ゲーム差まで迫られ、クライマックスシリーズ進出さえ危うくなるような大混戦に陥った。貯金も9まで減り、8月10日以来の1ケタとなった。

 現在は和田も3連敗中で、今季のチームを支えてきた両左腕がともに窮地に陥っている。杉内の今後の起用について聞かれた秋山監督は「頑張ってもらうしかない」と奮起に期待した。残りは16試合。苦しい戦いが続く今だからこそ、15勝左腕の踏ん張りが必要だ。

 [2010年9月5日11時4分

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