落合中日がダブル先発態勢でラストスパートをかける。25日の横浜戦(横浜)と26日のヤクルト戦(神宮)に山本昌、中田賢、ネルソン、チェンの4人の先発陣で臨む予定。10月2日の今季最終戦(対ヤクルト、ナゴヤドーム)まで日程が空くことを有効利用し、先発陣を出し惜しみせず中継ぎ待機させる。

 25日の横浜戦には山本昌投手(45)の先発が濃厚だ。今季5勝のうち、2勝が横浜戦。この日はナゴヤドームで練習し「(優勝を)競っているし、残り試合も少ない。(阪神に)リードしないといけない」と必勝を誓った。26日のヤクルト戦には中田賢の先発が予想される。今季7勝3敗、防御率2・79と安定感も抜群。「1戦1戦大事な試合が続くので負けられない。レギュラーシーズン最後の登板になるかもしれないので、結果を残したい」と意気込んだ。

 2投手をバックアップするのがチェン、ネルソンのローテーション投手。中継ぎに回り、スクランブル登板に備えるもようだ。アクシデントがあれば、代役で先発もできる。25日の横浜戦に勝ち、阪神が広島に敗れると、優勝マジック2が点灯する。【福岡吉央】

 [2010年9月25日7時56分

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