イチロー魂で勝つ!

 阪神ランディ・メッセンジャー投手(29)が25日広島戦(甲子園)に先発し、逆転Vへ望みをつなぐ。マリナーズ時代のチームメートにあたるイチローが10年連続200安打を達成。大先輩の大記録に刺激を受け、エネルギー十分でマウンドに上がる。自身の来季去就も流動的な状況だけに、快投でV&残留を引き寄せたいところだ。

 太平洋の向こう側から勇気をもらった。マリナーズ・イチローが10年連続200安打を達成。メッセンジャーは驚きを隠せなかった。

 メッセンジャー

 10年連続で200本だろ?

 数ある記録の中でも最もクレイジーだよ。

 08年から2年間のマリナーズ時代、チームメートという関係だった。相手は抜群の実績を誇るスーパースターだけに「あまり話す機会はなかった」という。ただ、目に焼きつけた努力は今でも忘れない。

 メッセンジャー

 彼の練習態度や姿勢は勉強になった。本当に野球を楽しんで仕事もしっかりしている。それが彼の重要なところだった。クラブハウスで一緒の時、彼はゲームに向けてマッサージ、トレーニングをして準備していた。

 結果を出すまでの過程を知るからこそ、大先輩の大記録がうれしい。「本当にあんな選手とプレーできてエキサイティングだった。マリナーズがこういう(低迷する)状況で達成したのはすごいこと」。ともに過ごした時間を思い出し、晴れ晴れした顔になった。

 最高の気分で25日広島戦に先発する。前回19日巨人戦(甲子園)は2回6失点と炎上し、久保コーチとともにフォーム修正に取り組んだ。「軸足を意識してプレートをしっかり蹴る、ということ」。投球時、一塁側に体が流れる悪い癖を直したという。イチロー魂を受け継ぎ、万全の準備を整えた。「低めにボールを集めてゴロを打たせるのが目標」と意気込んだ。

 残り10試合で首位中日とは2・5ゲーム差。1敗でもすれば逆転Vの可能性が一気にしぼむ。現時点では自身の来季去就も流動的。今後の投球が残留か否かの重要な判断材料となる。チーム、そしてメッセンジャーにとって大事な1戦。イチローの快挙が助っ人右腕の力になる。【佐井陽介】

 [2010年9月25日11時33分

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