【ホノルル(米ハワイ州)13日(日本時間14日)=倉成孝史】優勝旅行中のソフトバンク秋山幸二監督(48)が、新加入の内川聖一内野手(28)に「走れる3番」になることを命じた。「3番を打ちたい」と話している内川について同監督は「走れないことはないんだから。チームによってそれぞれ事情もある。(春季)キャンプからそういうトレーニングをやって鍛えていけばいい」と、足を使える3番打者を目指すよう伝える意向を明かした。

 今季も4本の三塁打をマークするなど、内川の足は決して遅くはないが、チーム事情などもあり今季は1盗塁。最近3年間でも4盗塁と、ほとんど「足」を武器にしていない。そんな新戦力に「足」を要求するのは、来季の日本一に向け、今季両リーグトップだった148のチーム盗塁数を200以上にする狙いがあるから。「うちは走れるチームカラー。その気になってやればいい」と期待していた。

 [2010年12月15日8時41分

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