2・12、2・19登板チャンスをモノにせよ!

 広島野村謙二郎監督(44)が14日、来春のキャンプが激しいサバイバルとなると予告した。例年20人前後の1軍投手陣を5人ほど増員。2月12日の練習試合(対日本ハム・沖縄)や、同19日のオープン初戦(対巨人・サンマリン宮崎)の登板権をかけ、個々のアピールを求めた。3月半ばまでの9試合で開幕1軍選手を選抜。巻き返しへ、野村体制2年目はより厳しさを増す。

 巻き返しを期す2年目の野村カープは、素早く仕掛ける。野村監督はきっぱりと言い切った。

 「選手には早く仕上げてくれと伝えてあるし、いい選手は使っていくつもり。競争になると思います」

 2月12日に沖縄で日本ハムと練習試合を行い、19日に巨人とオープン戦初戦を迎える。いずれも時期的には異例の早さだ。特にサバイバル戦線ボーダーライン上の投手は猛アピールし、この2試合の登板権を勝ち取ることが必要になる。

 今季、チーム防御率4・80と不振だった反省から、投手陣の底上げは最重要課題となった。1軍キャンプの投手は例年20人前後だが、来春は24~25人を連れて行く。徹底的に争わせて全体のレベルアップにつなげたい意向だ。そこにはベテランも新人も区別はない。

 「大学・社会人の新人選手は即戦力と考えている。調子が悪ければ別だけど、よければどんどん起用していきます」

 ドラフト1位の福井優也(早大=22)をはじめ、大学・社会人の新人投手を5人も補強した。層を厚くして競争を激化させるのが狙いだ。実績のある助っ人シュルツは、今春キャンプは夫人の出産などで途中参加を認められたが、来春はキャンプインから他の選手と競わせる方針だ。

 沖縄1次キャンプから宮崎・日南での2次キャンプに移る際には、1、2軍の入れ替えも検討される。さらに、キャンプではシート打撃や紅白戦など実戦形式の練習も増える見込みで、息を抜くひまはない。

 オープン戦16試合中、3月11日の対巨人戦までの9試合を、当落線上の選手の見極めにあてる。ここで生き残った選手が中心となり、3月25日の開幕中日戦(ナゴヤドーム)へ向かう。すでに選手にも通告済み。今季以上の厳しさで優勝にチャレンジする。【高垣誠】

 [2010年12月15日11時37分

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