カープ伝統のピアノがあった。広島は14日、廿日市市内の大野寮で84年の開寮当初から用いられてきたピアノを広島市内の大州小に寄贈した。同年にコイのデザインを入れて発注したもので、若手選手の手先を鍛錬するために用いてきた。球団関係者は「紀藤選手とか当時の若い投手が指を鍛えるために使っていた」とし、大竹らも使ってきた。

 来春に新寮が完成するため、学区内にある同小に贈呈が決まった。この日の寄贈イベントには岩本貴裕外野手(24)と中田廉投手(20)が参加。中田は小4から3年間、ピアノを習っており、寮で演奏したこともあるという。「『猫ふんじゃった』を弾いたりしました。投手は変化球を投げるのに指先が大事。すごく役立った」と、26年愛用されてきたピアノに感謝していた。

 [2010年12月15日11時10分

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