プロ野球の日本ハムに「ハンカチ・バブル」が到来した。ドラフト会議で早大・斎藤佑樹投手(22=早実)を1位指名して以降、親会社の日本ハム(本社・大阪市)の株価がじわじわと上昇している。11月2日には今年最安値の925円を付けたが、今月22日には一時1097円の高値を付けるまでに値を戻した。お歳暮商戦という時節との相乗効果も一因とみられるが、あらためて球界にとどまらない、佑ちゃんの波及効果を証明した形だ。

 株式評論家の杉村富生氏は「日本ハムの株価は11月2日から12月22日までの間、約19%上昇している。同期間の日経平均株価は約13・7%の上昇。つまり、日経平均株価をかなり上回る上昇率となっており、相場全体の上昇に加え、別の要因があったと考えられる。その要因が『斎藤佑樹効果』といえるのでは、と思われる」と解説する。

 球団関係者も「少なからず斎藤選手の効果があるようとの話です」と、本社サイドとの分析結果を明かした。入団会見翌日の10日には日本ハム株の売買高が、前日の約6倍の411万8000株に伸びた。約1カ月半で、株価が終値で150円も右肩上がりに動く要因の1つに斎藤の存在があるとすれば、まさに「ハンカチ・バブル」。杉村氏は「今後も、斎藤選手が活躍すれば、株価に好影響をもたらす可能性はあるのではないか」と話した。

 1年目から斎藤が活躍すれば、北海道を中心に約52億円の波及効果を生み出すとの試算もある。今や佑ちゃんの存在は、球界の枠を超えて社会現象化していると言っていい。

 [2010年12月24日7時31分

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