打倒、佑ちゃん!

 オリックスが、新加入する朴賛浩投手(37=パイレーツ)と李承■内野手(34=巨人)のダブル入団会見を来年1月下旬に京セラドーム大阪で行う計画を進めていることが23日、分かった。グラウンドを使って、ファンも招いて、大々的に行うという。

 両選手の会見は、すでに韓国ソウルで別々に開かれたが、さらに国内でも予定していた。村山良雄球団本部長は「色々と計画して日本にいるファンにお目見えさせたい。2人そろって、というのを楽しみにしている方は多いでしょう。何か考えて、やりたい」と話した。

 日本ハムが12月9日に札幌ドームで開催したドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)の単独入団会見は、平日にも関わらず8000人のファンを集めた。話題性、待遇ともルーキーとしては破格だ。

 オリックスも負けていられない。こちらは韓国のレジェンド2人が並び立つ歴史的な会見。佑ちゃん以上のファンを集めるのが目標だ。

 本拠地のグラウンドを使っての個別会見は、昨年の岡田監督の就任会見以来だが、当時は一般非公開だった。清原和博氏の入団会見も市内のホテルだった。オリックスグループの総帥である宮内義彦オーナーの日程も調整中で、気合の入りようが分かる。

 「大阪にたくさんいる韓国の方にもぜひ来ていただきたい」と同本部長は期待を寄せた。もちろん、ファンは無料招待する構え。佑ちゃんに負けないゴージャス会見を実現するために、概要が決まり次第、大々的な告知作戦を展開していく。【柏原誠】※■は「火」へんに「華」

 [2010年12月24日12時19分

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