日本ハム1位の早大・斎藤佑樹投手(22=早実)が、年明けの新人合同自主トレ(1月12日開始予定)でプロ初ブルペンに入る考えを示した。24日、優勝旅行先のグアムから帰国。日焼けは、ほどほどだったが「楽しかったです。泳いだり、買い物したり、ランニングして、ウエートもしました」と充実の表情だった。巨人阿部らが自主トレを行ったパンパシフィックスポーツセンターで、出発前に約束した「海パントレ」も行い、連日1~2時間汗を流した。

 年末は群馬・太田市の実家に戻り、年明けの新人合同自主トレに向かう。それまで投球は封印するが「新人合同自主トレで、投げられたら投げたいです」と照準を合わせる。かねて吉井1軍投手コーチが「完成している投手。いろいろ言う必要はない」と話すなど、斎藤に調整は一任されていた。首脳陣には慎重なペースを勧める声はあるが「早め早めにやりたい方です」と、ピッチを上げて、2月1日のキャンプインに合わせていく。

 優勝旅行はつかの間のリラックスタイムだった。バーべーキューなど食事も充実。グアムには日本人観光客も多かったが「楽しかったです。こっちにいるよりは比較的楽でした」と楽しんだ。

 早大時代は例年元旦からランニングなどで始動してきたが、今年は「休みたいです」と休養する考え。オンとオフはしっかりと分けて、プロ生活に向かう。クリスマスイブの帰国にも、その後の予定は「特にないです」とはにかんだ。【前田祐輔】

 [2010年12月25日8時28分

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