佑ちゃんがラーメンになる。日本ハム1位の早大・斎藤佑樹投手(22=早実)の名前を冠した「佑ちゃんラーメン」が、本拠地札幌ドームの最も近くにあるラーメン店「福八」で商品化されることが24日、分かった。球場から近く、日本ハムファン御用達の同店には、「稲葉ラーメン」や「ひちょりラーメン」などもあるが、まだデビュー前のルーキーをテーマにした商品が登場するのは異例だ。

 「佑ちゃんラーメン」の特徴は名前に引っかけて“有機”野菜を使用する点。パプリカやリーフなど、色とりどりの野菜を載せ、目でも楽しむことができる。さらに、本人が「北海道は海鮮のイメージ。何でも好きです」と話したことから、タラバガニを載せ、ゴージャス感をアップさせる予定だ。

 すでにごまだれをかけてタラバガニを載せた、ラーメンサラダは試作済み。具材と麺との相性をテストしたが、問題はなかった。斎藤佑の故郷群馬県には、しょうゆの老舗メーカー「正田醤油」もあることから、スープの味もしょうゆ味に決定した。関係者は「3月の開幕までには間に合わせたいです」と、“デビュー”は3月25日西武戦(札幌ドーム)付近を予定している。開幕1軍を目指しキャンプ、オープン戦で汗を流す斎藤佑と並行して、厨房(ちゅうぼう)では店主が仕込みに精を出す。

 [2010年12月25日10時23分

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