広島斉藤悠葵投手(23)が、“同姓同名”の日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)に挑戦状だ。24日、広島市内で行われた地元RCCラジオのチャリティーイベント生放送に参加し、ファンの前で「ニセモノのハンカチにならないようにしたい。僕の方が1年早く名前を付けてますし」と言い切った。

 場を盛り上げる狙いもあったが、自身にハッパもかけた。「プロで積み重ねたものがあるし、自信を持ってやっていかないと。(ユウちゃん対決で)プロ野球が盛り上がればいい」。今季は4勝(7敗)でプロ通算17勝。同じ名前の新人に負けるわけにはいかない。

 イベントではリップサービスで来季の勝ち星を背番号と同じ「21勝」と宣言したが、狙うのは経験のない2ケタ勝利。「先発にこだわって1年間投げきらないと生き残れないですから」。ユウキは佑樹でなく悠葵。それを結果で証明する。

 [2010年12月25日10時49分

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