カブレラおらんでも痛ないよ-。オリックス岡田彰布監督(53)がソフトバンク入団が決定的なアレックス・カブレラ内野手(39)をけん制した。

 強がりか、本当の勝算か?

 補強を進める鷹軍団に、岡田監督の毒ガスが噴射された。「カブレラが入って強力?

 でも(他の打者と)かぶる部分が多いからな。松中とかが出られなくなるわけやし、小久保がDHになるんかなあ」と、チーム構成に与える影響を心配する余裕も。カブレラは今季チーム内2位の24本塁打、82打点を残したが「投手が良ければそんなに打てんぞ。打つ方に期待を寄せて勝ったチームなんて、ほとんどないよ」と切り捨てた。

 逆にバルディリスやカラバイヨら自軍のベネズエラ軍団にとって、カブレラ移籍は好影響と見る。「一緒に打つのを、いやがってたからな。困るのは(おごってくれる人間がいなくなる)飯くらいやろ」とバッサリ。「バルやカラバイヨは日本人的な感覚でやっている。姿勢が違うよ。カブレラは本当の助っ人。金を稼ぎに日本に来ているというかな」と姿勢にも言及。負け惜しみ?

 いや自信の表れか。来季開幕後に答えが出る。

 [2010年12月29日11時12分

 紙面から]ソーシャルブックマーク