ソフトモヒカンの山下です!

 ソフトバンクの新人合同自主トレが9日、福岡・西戸崎合宿所でスタートし、ドラフト1位・山下斐紹捕手(18=習志野)が、モヒカン風のヘアスタイルで軽々とメニューをこなした。やんちゃなキャラも発揮し、つかみはOK。見た目もプレーもガンガンアピールし、早期1軍を狙う。

 髪形をソフトモヒカンにきめた山下が、新人合同自主トレ初日の主役だった。両サイドを刈りあげ、前髪を立てる。頭の中心部分は少し髪の毛が多めで、後ろ髪は長い。そして、茶髪。奇抜なヘアスタイルと堂々とした振る舞いで、周囲の視線をくぎ付けにした。

 「似合ってますか?

 あまり意識していないけど、(高校の野球部を)引退してから伸ばしてこんな感じになりました」

 練習前に小林取締役から「プロ野球選手はエンターテイナーでもなければいけない。歌手や俳優と一緒で人に見られる仕事という自覚を持ってほしい」と言われた。その言葉を自分流に解釈した。

 髪形同様にやんちゃなキャラだ。遠慮などしない。大卒ルーキーの柳田とキャッチボールをした際には、強肩を見せつけようと思い切り投げつけた。びっくりした柳田を見てニヤリ。2人でむきになって投げ合う一幕もあった。まさに「鷹の番長」といったところか。

 身体能力も抜群だった。50メートル5秒9の俊足を生かしたダッシュのメニューでは常に1番だった。玄界灘から吹き付ける強風に、セットした前髪をなびかせながら、軽々とメニューをこなした。遅れる他の選手を見て「遅い!」と叫び、余裕の表情だ。

 幼少のころは兄や弟と毎日のようにけんかした。野球を始めてからは丸刈りで、プロ入りを前にソフトモヒカンにしたのは、だれよりも目立ちたいからだ。捕手は投手や野手から信頼されることが必要なポジション。習志野で主将を務めるなどリーダーシップもあるが、髪形でも目立って仲間にも存在感を示した。

 「キャッチャーなんで、やっぱり仲間からも認められないといけない。みんなといじり合っていますよ。自分の部屋から海の向こうにヤフードームが見えるんです。近いようで遠いと感じている。早くあそこへ行きたいです」

 1日でも早く1軍へ上がりたい。満員の福岡ヤフードームに集まったソフトバンクファンに、ソフトモヒカンを見せつける日は、やがて来る。

 [2011年1月10日12時10分

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