ソフトバンク秋山幸二監督(48)が居酒屋会談で新戦力組を迎え入れる。9日、春季キャンプ前の恒例で、体力強化も兼ねたグアム家族旅行に出発。グアムには一足先にFA加入した細川亨捕手(31=西武)が入っており「向こうで時間が合えば、飯食うかもな」と行きつけの店に誘う考え。さらに、2月キャンプ中に内川聖一内野手(28=横浜)、アレックス・カブレラ内野手(39=オリックス)も食事に連れ出す構えだ。

 「そういうの(機会)があればね。早く慣れてほしいし、どういうチームかというのを分かってもらわないといけないからな」

 これまでも、新戦力をチームに溶け込ませるため、注意を払ってきた。就任1年目の09年春季キャンプでは、休日に、来日1年目だったファルケンボーグや当時在籍したローらを誘って食事会を催した。性格を知るには、面談を兼ねた「飲みニケーション」が一番。もちろん、チーム方針を伝える場にもなる。野手陣は大型補強で戦力が余剰気味。ポジションが重なる選手も多く、監督の考えを伝えておく必要もある。

 「(レギュラーは)守れることが前提。カブレラ一塁?

 小久保もいるし、まだ考えていない。(選手全体について)メーンで守れるポジションがあった上で、複数ポジションができる方がいい」

 内川は外野全ポジションを試す可能性があり、守備を好むカブレラがDHに回るケースもある。飲みニケーションが、秋山ホークスにとって大きな意味を持つことになりそうだ。

 [2011年1月10日12時11分

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