西武ドラフト1位の大石達也投手(22=早大)は先輩の技を見て盗む。25日、新人合同自主トレで35球の立ち投げ。「7、8割の力です。明日(26日)、肩の状態を見て捕手を座らせられたら」と話した右腕に、視察した石井丈1軍投手コーチからうれしい提案があった。「春季キャンプで涌井や岸と一緒にブルペンに入らせるのもいいかも」。一流の球筋を見るだけでも、貴重な経験やいい刺激になるとの考えだ。

 大石も「涌井さんならストレートのキレ、岸さんならカーブ。まずは見て盗めるものを盗みたい」と目を輝かせる。昨春キャンプでも新人の菊池を涌井、岸と並べて投げさせた。大物ルーキーならではの豪華共演プランで成長を後押しする。

 [2011年1月26日13時0分

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