日本ハムから移籍のロッテ山本一徳投手(27)が、ソフトバンク内川に挑戦状をたたきつけた。「ぜひ、対戦をお願いしたい」。内川といえば球界屈指のあごの鋭さで有名だが、あごなら山本一も負けてはいない。「兄弟からは『猪木』と呼ばれていました」。横から見た顔のシルエットは三日月のよう。早大時代は「崖っぷち」と言いながら山本一のあごをさわるパフォーマンスがチーム内で流行したという。

 目立っているのはキャラだけではない。「直球で強気に押すのが自分の持ち味です」。3日はブルペンで81球を投げたが、あまりに重い直球の影響で?

 手伝いで捕手を務めたBCリーグ群馬の選手の指先に裂傷ができた。「球界一のあご」を自称する貴重な中継ぎ左腕は、あごを突き出す迫力のフォームでブルペンを支える。

 [2011年2月4日9時1分

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