広島のドラフト1位福井優也投手(23=早大)が先発テストに失敗した。10日教育リーグ・ソフトバンク戦(雁の巣)に先発し、3回を投げ6安打2失点。高めに球が浮き、ボークもとられるなど苦しんだ。それでも開幕ローテの道は閉ざされていない。オープン戦で“追試”を受け、逆転合格を目指す。試合は2-2で引き分けた。
先発テストは本人もまったく納得できない結果で終わった。ソフトバンク2軍を相手に、3回で6安打された。2失点。初回、四球からボークで進塁を許すと、1死一、三塁で内野ゴロの間に1点。3回には安打で出た城所をけん制で刺したと思ったら、2死一塁から小斉に左中間突破の二塁打を浴び、さらに1点を失った。
福井
ボールが高かったですね。緊張せずに投げられたのは良かったですが、課題が出ました。四球もそうだし、3回に長打を打たれたのも悔しい。ボークはセットで体が動いたので取られたんだと思います。
初登板となった5日ロッテ戦では、3番手で1イニングを投げ最速145キロの速球を披露した。ストレートを中心に投げて無失点。ドラ1の実力を見せた。この日はカーブ、スライダーも交え、どれだけ投げられるかを試したという。だが球は安定せず、最速も139キロ止まり。上ずったボールを痛打された。
福井
自分の中では満足行く結果ではありません。点をつけられないくらい悪かった。
早大トリオの一角、西武大石も教育リーグに登板し5回を1失点に抑えた。福井はそれを伝え聞くと「(最近)連絡は取ってませんけど、今日は全然ダメだったって伝えようと思います」と苦笑いした。
ただ、これで先発試験に“落第”したわけではない。大野投手チーフコーチは、2軍からの報告を受け「彼には楽しみな部分と不安要素がある。でもこれですぐダメというわけじゃない。先発かどうかは分からないけど、これからオープン戦でも投げさせる」と話し“追試”を受けさせる方針だ。球のばらつきをなくし低めへ制球する。次こそ課題をクリアして、開幕ローテーション・テストに受かって見せる。



