広島ドラフト2位の中村恭平投手(21=富士大)がまたもゼロを並べた。14日にマツダスタジアムで行われた、ソフトバンクとの実戦形式での合同練習で2回を投げ、最速147キロのストレートなどを駆使して無安打無失点。本人は「コントロールが良くなかった。もう少し精度を上げたいですね」と反省したが、これでオープン戦など対外実戦6試合で8イニング無失点で開幕1軍入りが濃厚だ。岩手県花巻市にある母校富士大では18日に卒業式が予定されていたが東日本大震災のため中止。中村恭は「出席したかったけど、仕方がないです。(地元の友人らに)まだ連絡がつかない人がいるので、帰って電話します」と心配顔だった。