関西に拠点を一時的に移すことを決めた楽天は、今季最初の主催試合となる4月15日からのオリックス3連戦を甲子園で実施することが20日、有力となった。この日までに楽天から打診があったことを阪神サイドが認めた。物理的、客観的理由から、ほっともっとフィールド神戸、京セラドーム大阪などとともに代替球場の候補地として挙がっていた。甲子園以外の2球場は、すでに同15日前後のスケジュールが入っている。期間中、事前に決まっていたスケジュールを変更せず試合を実施できる球場は甲子園しかなかったようだ。

 楽天の主催ゲーム初戦は甲子園が有力となった。当初は、昨年までオリックスが準本拠地として使用していたほっともっとフィールド神戸が最有力とみられていた。だが同球場は関西6大学野球、関西学生野球の公式戦が予定として組み込まれている。発表された関西6大学野球の日程では、4月16、17日に同球場を使用する予定となっている。デーゲームで学生野球を消化した後、ナイターで楽天-オリックス戦開催は物理上可能。だがプロ野球興行全体が徹底的な節電を行う方向で一致している中、できる限りデーゲームで試合を行う可能性が高い。

 京セラドーム大阪は、3連戦の中日となる同16日に大きなイベントが入っており、予定を動かすことができない。阪神は同15日からナゴヤドームで3連戦が予定されている。東日本大震災発生直後からいち早く楽天球団のサポートを申し出ており、甲子園使用に大きな支障はないとみられる。

 4月中、楽天の主催カードは3カード予定されている。本拠地のKスタ宮城には、近日中に建築の専門家が入り、本格的な修繕がスタートする。外観に大きな損壊は認められず、幸い大事には至っていない。建築業界関係者の意見では、球場復旧に絞った修繕期間として6週間程度という見方がある。国内の情勢、仙台市内のライフライン、交通、宿泊施設などさまざまなハードルがあるが、最も順調に進んだ場合、4月末にKスタ宮城で試合を再開できる可能性がある。