サヨナラのヒーロー森下を生んだのは、木浪聖也内野手(31)だった。7回表を終えて0-7。絶望的に思えた展開を劇的勝利につなげたのは、8回。木浪が起死回生の同点打を放った。
4-7で迎えたこの回、先頭の佐藤、大山の連打から中日4番手の清水をじわじわと攻めた。高寺も右前打で続き、2死満塁から坂本の2打席連続2点打で1点差。とっておきの代打・木浪が2死一、三塁で147キロストレートを中前に運び、三塁走者の高寺を同点のホームに迎え入れた。
「誰1人、あきらめは絶対にないし、点数を取るたびにみんなが乗っていって、つないでいけたので、こういう形になった。全部が全部うまくいくとは限らないが、今日は本当にみんなの勢いで勝てました」。阪神ベンチの団結を何よりも表す言葉だった。



