楽天2軍が21日、本拠地の仙台に支援物資を届ける搬入作業に「助っ人」で加わった。本社が楽天市場など出店企業の協力によりカイロ、おむつ、マスクなど段ボール約1300個の物資を集めてこの日、第1便が被災地に向け出発。同2軍は選手、首脳陣ら約60人が千葉・市川市の物流倉庫に駆けつけ、段ボール箱をリレーしトラックに運んだ。

 2軍は前夜、一時避難していた岡山から埼玉・浦和の宿舎に移動。仁村薫監督(51)は「野球で恩返しするのは当たり前。他に何ができるのか、お役に立ちたいと思っていた」と楽天グループの支援活動に連携し、自発的に参加。今日22日にイースタン・リーグ初戦を控えているが、午前中の練習をキャンセルし、30分で10トントラックの荷物を詰め込んだ。

 ナインは搬入の合間にペンを取り、箱にサインと応援メッセージを書き込んだ。仁村監督は「『言魂』と申しましょうか、物資1つ1つに選手の思いを込めました。それを見て頑張ろうという気持ちになっていただけたら」と願った。2軍も5月まで地元で主催試合のメドが立たず、しばらく浦和を拠点に動く予定。同監督は「心の中にまだ透き通るものはないが、野球が選手を変えてくれるはず」と気持ちをシーズンに切り替えた。【中島正好】