開幕ローテーション入りが内定している日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)の次なる目標は、先発完投型の投手だ。3日の楽天との慈善試合(札幌ドーム)では、5回3失点で先発初勝利をマーク。開幕前、1軍での最後の実戦登板を終えた翌4日、「基本的には完投を目指したいです」と話し、シーズン本番へ向けてのグレードアップを誓った。
1軍相手に7度の実戦登板を経て、佑ちゃんはすっかりプロの顔つきになっていた。「調整の仕方とか、何となく体が慣れてきました」。この日は、今日5日から始まるソフトバンクとの練習試合のために、チームとともに福岡へ移動。「週1しか投げないし、他の投手に迷惑がかからないように」と完投へのこだわりを口にした。
「スタミナに関しては、苦手ではない」。早実時代は、延長15回引き分け再試合となった06年夏の甲子園決勝のマウンドを、2日間にわたり1人で守り抜いた。早大でも1年春から戦列を離れたことはない。アマチュアでの実績が、肉体の強さを実証する。
もちろん、課題も自覚している。「何まわりもする中で、分かっていても打たれない真っすぐが大事。(打者が真っすぐを)待っていても、ファウルになるような…」。これまでに何度も味わったことのある指にかかった時の、伸びとキレ。それが、今は実感できない。「何となく(良い状態に)戻りかけているけど、良い時よりもさらに上にいかないと」。公式戦デビューは17日ロッテ戦(札幌ドーム)が濃厚。本番が近づく中でも、冷静に次のステージへの課題を見つめている。【中島宙恵】



