コイに朗報だ。広島の主砲栗原健太内野手(29)が、5日の横浜との練習試合(マツダ)で“今季初”の1試合3安打の固め打ちをした。オープン戦、練習試合などの対外試合で打率2割1分7厘と不調にあえいでいたが、復調の兆し。このまま上り調子で開幕に突入だ!
広島の主砲が久々に快音を連発した。1回2死一、二塁から中前へ先制タイムリー。これが3月11日の対巨人戦以来、11試合ぶりの適時打。3回に中前打、6回の四球をはさんで8回には左前打。3打数3安打の“今季初”猛打賞だ。栗原も表情を少し緩めて振り返った。
「今日に関しては良かったですね。全打席、しっかりとらえられた。これまで打ち損じていたのを一発で仕留められましたから」。
この試合前まで、対外試合19試合で打率2割1分7厘と打撃不振に陥っていたが、ようやく不振脱出のきっかけをつかんだ。
開幕を1週間後に控え、主砲は悩んでいた。町田、浅井両打撃コーチはもちろんのこと、野村監督まで直接打撃指導するなど総出で修正に取り組んできた。打撃フォームを横から撮影したビデオを見ながら、コーチらと修正点をチェックしたこともある。町田打撃コーチは「(ビデオで)体重移動などを確認していた。今日はいいポイントでとらえられていたから、ヒットが出た。これが明日も続けば」と話した。
栗原自身も、いくつかのポイントを練習でチェックした。たとえば、左肩が開き気味になってしまう点を意識して修正してきた。
「(球が)来たと思って開いて振ってしまい、ポイントがずれて、打てる球でもファウルになったりしていた。練習では左肩が開かないよう、我慢するようにしていました」。
2日と3日のヤクルトとの慈善試合で1本ずつだが安打が出て感覚をつかみ、この日の結果につなげた。
野村監督も「本人が一番ほっとしているでしょう。左投手からも(右の)山口の速球も打てた。いい感じで開幕に入ってくれるのでは」と主砲復活の兆しに笑顔。打線の軸が復調すればチームに勢いがつく。【高垣誠】



