楽天は6日、京セラドーム大阪でオリックスとの練習試合を行い、開幕前の実戦練習を終えた。今日7日に1泊2日の日程で仙台へ戻り、東日本大震災で被害を受けた人々を励ます。地震発生から1カ月近く移動調整を行ってきたが、「開幕前に戻りたい」という願いがついにかなう。調整具合を「60点」と総括した星野仙一監督(64)は「心がかなり動くと思う。『東北の方々のために』という思いで70点、80点となり、開幕を迎えたい」。東北の方々と二人三脚で船出する。

 楽天は、開幕前最後の実戦を敗戦で終えた。5年連続の開幕投手に決まっている岩隈が5回3失点。打線は3回、足を絡め1点を奪ったが、計7安打でこの1点だけ。オリックスに1-3で敗れた。ここまでの評価を問われた星野監督は「60点くらい。明日、仙台に戻って被災地を見て、何を感じるかだろう」と総括した。

 本拠地に戻るにあたり、今日7日にも予定していたオリックスとの練習試合をキャンセルした。開幕カードを戦う千葉に入れば、練習日を3日残すのみ。「3日間でどれだけ気持ちを高めていくか。少しずつ上達しているが、技術はすぐに身に着くものではない。旅から旅。荷物を開いては詰める毎日だったから厳しくは言わなかったが、我々はプロ。理由にはならない。そういう方向で戦う」と強調した。

 誰もが、地元に思いをはせる。岩隈が「東北のためにやっていく」と決意を述べれば、山崎は「現場を見て大いに感じたい、と僕は考えている」と答えた。選手たちの気持ちを受け止めた星野監督は「私はテレビでしか見ていないから、実際に行って、見て、心がかなり動くと思う。東北の人たちのために、という気持ちが60点を70点、80点にすればいい」と語った。【古川真弥】