3番は満塁男・内川で決まり!
ソフトバンク内川聖一外野手(28=横浜)が6日、練習試合・日本ハム戦(福岡ヤフードーム)で3番中堅で先発。5回2死満塁で2点適時打を放った。昨季も満塁打率7割超の勝負強い内川が3番に入る開幕オーダーが決定。MKTに内川、カブレラが加わる11年型スーパータカ打線が完成した。
瞬きする間もない。目の覚めるような一撃だった。1点を追う5回2死満塁。3番内川は、129キロの変化球を芯でとらえる。鋭い打球が左前へ飛ぶ。これぞクリーンヒット。2点適時打で逆転に成功した。今季からタカに加入した安打製造機が勝負強さを発揮した。
「スライダーかカーブ。ここで1本打てば、相手のダメージは大きくなると思っていた。(満塁で強いのは)たまたまでしょう。(3番は)いろいろな役割が求められる。時にはバントもしないといけないし、つなぐことを意識しないといけない。何でもやっていきたい」。
3番確定の逆転打だ。秋山監督は「(開幕オーダーは)これでいくと思うよ」と12日オリックス戦の方針を示した。俊足の1番川崎、2番本多が出塁すれば、3番内川の勝負強さは相手投手にとって大きな脅威となる。さらに4番カブレラから8番松田まで長距離砲がずらりと並ぶ打線は息をつくひまがない。これで11年の超重量打線が完成した。
「打順にこだわりがないというわけではないが、気にはしていない。ずっと全力でやっている結果。調整なんて思っていないし、ずっと精いっぱいやっている」。
カギを握る内川は当初、オープン戦で不振だった。右投手の時は主に7番で、3番は松中が起用されることが多かった。だが右のウルフから快音を響かせ、指揮官の信頼を深めた。
昨季は満塁のシーンで打率7割1分4厘(7打数5安打)12打点、2本塁打と脅威の数字を誇った。昨年6月16日のソフトバンク戦でプロ入り初の満塁弾を小椋から放った感触は今でも忘れられない。
「まだまだ課題もある。走塁もそうだし、もっといいスタートを切りたいとも思う。(3番としてふさわしいかは)周囲が決めることで僕自身が決めることじゃない。やるべきことをしっかりとやっていくだけ」。
1月に大分で自主トレを行った時には「3番を打ちたい気持ちはある。歴史に名前を残したい」と宣言した。08年に右打者最高打率の3割7分8厘をマークし首位打者を獲得したプライドもある。
ダルビッシュ、岩隈、田中、涌井、成瀬…。好投手がそろうパに戦場を移しても、タカ打線の3番をはる男に不安などない。【奈島宏樹】



