貧打に悩んだオリックスが、37イニングぶりの適時打でお目覚めだ。6日、楽天との練習試合の4回にT-岡田外野手(23)が同点適時二塁打。実戦13試合ぶりの3連打もあって、逆転勝ちした。
無観客の練習試合。オリックスベンチが沸いた。0-1の4回だ。大引、後藤の連打で無死一、三塁としてT-岡田が岩隈の内角140キロをひっぱたいた。右翼線を襲った二塁打はチーム37イニングぶりのタイムリー。得点は22イニングぶりだった。「いい投手だからこそ4番が打たないと」。連日、居残り特打を続け、責任を感じていた男が負のスパイラルを止めた。
3連打も3月19日オープン戦広島戦以来で、13試合ぶり。4回は2死一、三塁からバルディリス、伊藤の連続適時打でさらに2点を加え、楽天を逆転。岡田彰布監督(53)もベンチで1つ大きくうなずいた。「久しぶりちゃうか。連打、出んの。1カ月ぶりちゃうか」と笑顔も取り戻した。
前日5日は試合後に緊急ミーティングを開き、低迷する攻撃陣に優しく話しかけた。「あと1週間で開幕やから今は別に何でも言える。優しい言葉で激励できるやんか。公式戦になると別やけどな」。怒りを封印した珍しい?
カンフル剤が効いたようだ。開幕1週間を切り、投手陣安定のオリックスがようやく投打の歯車をかみ合わせた。【押谷謙爾】



