巨人戦無敗で開幕にGO!

 阪神マット・マートン外野手(29)が6日、巨人との練習試合(相模原)で昨季からの「内海キラー」ぶりを発揮して3打数2安打1打点。新打法のパワーを見せつけた。これで優勝争いのライバルに実戦2勝2分け。過去2年間は五分の星だった巨人に負けなしのままシーズンに向かう。

 打つ気配しか漂ってこない。マートンが、初回先頭で打席に立った。4球続けてじっくり内海の球筋を見極める。カウント2-2からの5球目。外寄りの直球をファーストスイングで仕留めた。右中間へのスタンディングダブル。初回2点の速攻劇の口火を切った。

 マートン

 彼も去年よりは修正しているんじゃないかな。いい投手だしね。自分もそうだが、いい状態を続けていくことが大事だ。

 さらりと言ったが、4回2死二塁でも適時右前打を放って3打数2安打1打点。昨季は内海相手に16打数7安打5打点で2本塁打をマークした「内海キラー」。巨人が誇る左腕をかもにするM砲をきっかけに、打線も4回までに5得点。きっちりと内海の心にマイナスイメージを刻んだ。

 安打量産のマートンも開幕を心待ちにしている。

 マートン

 自分は開幕に向けてやっていくだけ。過去50打席はいい状態だ。

 3月16日の練習試合・オリックス戦で猛打賞を記録し、パワー重視の新打法に手応えをつかんだ。特に最近5試合では19打数8安打1打点と絶好調だ。しかも8安打中5本が二塁打以上で、長打率は驚異の7割8分9厘。技に力をプラスした打者の理想型に近づく。

 開幕前のラストバトルは、最終回に阿部の乱調で5-5の引き分け。勝利こそ逃したが、巨人との実戦4試合で2勝2分けの負けなし。宿敵に対して前哨戦で優位に立った。ただ指揮官に油断はない。

 真弓監督

 負けるより勝つほうがいいが、練習試合と公式戦は違う。ウチも気合を入れて、またいく。

 過去2年間は対戦成績が全くの五分で、優勝争い最大のライバルと位置づけている。開幕すればひと味もふた味も違うチームになることを、指揮官は百も承知。そんな巨人を全力で粉砕する覚悟だ。それは「内海キラー」のマートンも同じだ。

 マートン

 どれだけいい当たりでもアウトになることもあるし、当てた打球がヒットになることもある。内海に対してどうこうというよりも、それが野球だ。今がいいからといって、それでいいわけじゃない。

 シーズン本番でも巨人を圧倒するために、臨戦態勢を整える。【益田一弘】