充実感いっぱいの完勝締めで、戦闘スタイルを再確認できた。日本ハム梨田昌孝監督(57)は大きく息をついて、開幕前の最終実戦を振り返った。「何とか戦える。そういうものは見えた」。7日、敵地でのソフトバンクとの練習試合3連戦の最終戦で10-2と大勝。V候補筆頭のライバルに2勝1敗と勝ち越した事実は、大きな収穫だ。

 本番さながらの策で、主導権を奪った。序盤3回までに4得点。必勝策を、終盤から披露した。7回に榊原を投入。米国に渡った建山の穴を埋める右腕でしのぎ、8回は宮西、9回は武田久の勝利の方程式で軽々と白星へとつなげた。先発は左腕エース武田勝。先行逃げ切りの最高の勝ちパターンの一戦を、モノにした。

 キャンプ終盤には田中、3月上旬に小谷野が負傷離脱。通常通りの同月25日に開幕ならば絶望的だったが、ほぼ野手のベストメンバーがそろった。顔面を陥没骨折した鶴岡をのぞけば、理想的な布陣。梨田監督は「故障者がいた中では、ほかの選手が成長したり、手応えもあった」と、うなずいた。開幕まであと4日。盤石で逆襲のスタートラインへ向かう。【高山通史】