もう、天敵は怖くない!
ソフトバンクの新クリーンアップが日本ハムとの練習試合(7日、福岡ヤフードーム)で、昨季対戦成績0勝5敗の武田勝から2点をもぎ取った。3回に3番内川聖一外野手(28)が適時二塁打を放ち、6回には内川が四球、4番アレックス・カブレラ内野手(39)が二塁打で二、三塁とし、5番小久保裕紀内野手(39)が右犠飛を打ち上げた。開幕前最後の対外試合は2-10と大敗したが、連覇へ手ごたえをつかんだ。
今季のタカは、カモじゃない-。ソフトバンクの11年型クリーンアップが、武田勝にそう感じさせたはずだ。6回裏。先頭の3番内川が、追い込まれながらも四球を選び出塁した。続く4番カブレラは、2ボールからのチェンジアップを左中間へ二塁打。無死二、三塁から、5番小久保が右翼へきっちり犠飛を放った。昨季これでもかと苦しめられた左腕から、中軸3人で簡単に得点を奪った。
カブレラ
自分は苦手意識もない。自分の状態がまだ100%じゃなくて彼(武田勝)はよかった。カウントによってどんな球がきやすいとか自分の中であるけど秘密だよ。
武田勝はチームの天敵だった。昨季、対戦7試合で5勝を献上。1つも黒星をつけられず、対戦防御率も1・07と抑え込まれた。この日も内川、カブレラ以外はわずか3安打に封じられた。
だが、新加入の3、4番コンビが、完全攻略への期待を膨らませた。選球眼を見せつけた内川は、3回2死一塁から中堅越えの適時二塁打を放っていた。
内川
嫌なイメージはないです。自分の中で(対策などを)確立できたら、チームに伝えることもできると思う。
昨季14打数3安打と苦しめられた5番小久保も、3、4番に座る2人の頼もしさを感じながら、今季の天敵攻略を誓った。
小久保
内川、カブレラの並びは(武田勝は)今までにないと感じてるはず。去年のようでは、優勝できない。今年は変わります。
天敵を攻略しない限り、リーグ連覇、そして8年ぶりの日本一の道は険しくなる。それだけに、武田勝を全く苦にしない2人が並ぶ中軸に、指揮官も大きな手応えを感じている。
秋山監督
カブレラは(過去に)対戦があるからね。内川はあまり対戦がないけど、いい当たりをしている。
開幕前最後の実戦で敗れたが、11年型クリーンアップが天敵攻略を十分に予感させた。



