待ってましたT弾!

 7日、京セラドーム大阪での練習試合阪神戦でオリックスT-岡田外野手(23)が実戦19試合ぶりとなる今季3号ソロを放った。阪神戦の4回に先制ソロ。打った瞬間に一塁ベンチが総立ちで「オーイッ」と叫んだ。

 「すごいしっかり自分のタイミングでいいスイングができた。今年一番のスイング」。

 アーチでなくライナーに近い軌道でドームの右翼5階席に突き刺した。推定飛距離は135メートル。打球がすべてを語った。

 3月11日西武戦以来、実戦19試合ぶりの1発。1カ月近いノーアーチは、129試合に出場した昨年でも未体験の空白期間だった。

 「焦りはあったし、自分に腹立つこともあった」。

 バットを投げつけようとした腕をグッとこらえた日もあった。13日に風邪をひき、スイングを崩した。おまけに本塁打キング相手に甘い球も来なかった。実戦後の居残り特打で感覚を取り戻し、徐々に手応えをつかんだ。

 先頭打者の7回にも小嶋から左前打を放ち、5安打3得点の攻撃の口火を切った。4打数2安打1打点。昨年ノーステップ打法を授けた岡田彰布監督(53)もひと安心だ。「形的にはいい形で入っていけるんちゃうか」。不動の4番を担う23歳のアーチストが開幕直前で一気に仕上げてみせた。【押谷謙爾】