<ロッテ5-2楽天>◇14日◇QVCマリン
楽天は、逆転負けで開幕3連勝を逃した。今季初黒星を喫した星野仙一監督(64)は、複雑な表情でベンチ裏へと引き揚げてきた。昨年の日本一軍団を相手に堂々の開幕カード勝ち越し。選手はよくやっている。でも、手放しでは褒められない。試合後の会見では「もったいない」という言葉を何度も使って試合を振り返った。
星野監督
敵陣で2つ勝ったことは選手を褒めていい。でも、今日は「もったいない」という思いの方が強いね。
この日も序盤は主導権を握った。初回に先制。3回には追加点の後、なお無死二、三塁と一気にたたみ掛ける絶好機を作った。しかし、あと1本が出なかった。星野監督は「うちはつないでつないで、しぶとくかえす。そういう野球をしないと」と、注文をつけた。
課題は攻撃だけではない。7回の守備で、送りバントの処理を、投手の片山と三塁の岩村が“お見合い”。もたつく間に内野安打とされ決勝点に結び付いた。星野監督は「全員が『自分が捕るんだ』という気持ちでプレーしていないからああなる」。この回の先頭へ四球を与えたことにも触れ「あれが一番いけない。野球の鉄則。ああなると点が入るもの」と、指摘した。
譲り合う優しさや、控えめな気質が、東北人の、そして楽天の選手たちの長所といえる。しかし、グラウンドでは、勝ちにこだわる厳しさを前面に出す必要がある。そういう気構えが、1、2戦目より物足りなく感じたのかもしれない。星野監督は「もっと貪欲にいかないと。そこがまだ(選手たちに)通じてないのかな」とつぶやいた。今日15日は甲子園でのホーム開幕戦。「出直します。明日は田中がビシッといってくれる。それしかない」と、気持ちを切り替え大阪へ向かった。【広瀬雷太】



