<阪神1-3広島>◇14日◇甲子園
選手会長は気を吐いた。阪神鳥谷敬内野手(29)が今季初の猛打賞だ。円陣を組んだ6回。1死走者なしから好投続けるバリントンの高めに浮いた139キロの直球にバットが反応した。浜風に乗って打球は、左翼線へポトリ。この日3本目の安打は、チーム初の長打だった。2打席目も内角の直球を、左前に押し込んだ。逆方向狙いかと問われ「そういうのはない」と自然に体が反応した。
3月25日の練習試合・広島戦(マツダ)でもバリントン撃ちに成功していた。「初対戦」で内角スライダーを左前に運んだ。2打席目もフルカウントに追い込まれてから四球を選び、軌道はすでにインプット済みだった。
3回には今季チーム初盗塁を決め好機を広げた。結果として、新井の左前打で果敢に本塁を狙ったが、好返球に憤死。ただ、統一球導入で接戦が増えると予想される中での戦い方を、身をもって示す形となった。
開幕3連勝はならなかったが、勝ち越して鬼門ナゴヤドームへ乗り込む。昨季2勝10敗と、V逸の一因になった場所だ。自身も昨季は初の3割を達成しながら、ナゴヤドームでは打率2割3分3厘と苦しんだ。悪夢を振り払うためにも、立ち合いに重きを置いている。「初戦を取れるように頑張ります」。勢いのままに、敵地でも暴れ回る。




