<日本ハム6-7ロッテ>◇16日◇札幌ドーム

 ロッテ打線が「つなぎの野球」を取り戻し、逆転で今季2勝目を挙げた。一時は4点のリードを許したが、相手5投手に13安打を浴びせ、7点を奪い返した。3時間46分の激戦を制した西村監督は「苦しいゲームが続いていたが、よくひっくり返してくれた」と大きく息をついた。

 前夜の試合で武田勝の前に沈黙。この日は今季初勝利を飾った14日のオーダーに戻し、好調の福浦を5番に、前夜の試合でチーム唯一のマルチ安打の今江と並べた。「調子が上がるまで辛抱」と話した西村徳文監督(51)だったが、実際は「待ち」の姿勢ではなく、動いてつなぎを呼び込んだ。

 7回の逆転劇。福浦が「何とか塁に出ようと思った」と左前打で出塁。続く今江はバントを2度も失敗しながら、3球目を左翼スタンドに運んだ。「どんな形でも走者を進めようと思った。打った球は分かるけど、コースは覚えていない。体が勝手に反応した」。つなぎの意識で振り抜いたことが逆転弾を生んだ。

 開幕から5試合が終わった時点で、3パターンのスタメンを試した。「投手の左右や、状態を見極めて決めていく」(同監督)という基本姿勢。この柔軟な発想がつなぎの打線を支えている。【鈴木良一】