ソフトバンクが和田毅投手(30)と川崎宗則内野手(29)に対し「FA残留願い交渉」に動くことが18日、分かった。球団幹部が明言した。両選手は順調にいけば今季海外フリーエージェント(FA)権を取得する。球団はメジャー流出阻止へ、権利取得前に生涯ホークスを打診する構えだ。
和田&川崎の2人の主軸の海外流出を防ぐためにも、ソフトバンクは球団方針をシーズン中にも伝える方向だ。笠井和彦球団社長兼オーナー代行(74)が「まだ具体的に日にちを決めているわけではないですが、取得する直前にも話をすることもある」と明言した。同代行は、4月15日に国内FA権を取得した杉内に対し、開幕直前の同9日に小林取締役とともに「生涯ホークス」を要請。川崎と和田にも、同じような要請となるかとの質問に「もちろん、そうです」と答えた。
1軍登録を外れることがなければ、川崎は6月19日、和田は9月3日に海外球団と交渉できるFA権取得条件を満たす。球団はこれまでも2人にチームにとって必要な選手であることを伝えているが、権利取得を目前にしたところで節目到達のお祝いとともに、あらためて残留要請を行うことになりそうだ。詳細な条件はオフの交渉時になる。2選手はこれまで複数年契約に否定的で単年契約を繰り返しているが、生涯ホークスとなれば、球団は4~5年の大型契約の準備も進めるとみられる。
笠井オーナー代行は「ただ、まずは(2選手とも)日本一を考えてくれていますから」とも語った。発言の裏には、シーズン中とあって、2選手にグラウンドに集中してもらいたいとの思いもある。和田や川崎からシーズン中は残留願いの席も必要ないとの声があれば、控えるケースもあるといえる。また、球宴期間中など日程を見ながらの残留要請に変更されることもあり得る。いずれにしても、杉内とともに和田、川崎は今オフの動向が注目される。球団は2選手に残ってもらいたいとの熱意を伝える準備は進めていく。



