<阪神3-2巨人>◇19日◇甲子園
「トリプルK」が変則バージョンでサヨナラ劇を演出した。同点で迎えた10回表。マウンドには久保田智之(30)が上がった。先頭の加藤を空振り三振にしとめると、後続は二ゴロ、二ゴロに封じ、今季初勝利を手にした。「勝って、終わってよかった」。好調をキープする右腕はホッとした表情を見せた。
能見からバトンを受け、小林宏(32)-藤川球児(30)のKKで逃げ切るゲームプランだった。ところが誤算が生じた。開幕7戦で6度目の登板となった小林宏が坂本にタイムリーを浴び、初めてリードを守れなかった。「坂本には甘く入った。(疲れは)全く感じていない」。さらに2死一、二塁のピンチで、逆転は許さなかった。藤川、久保田の力投もあり、最小限のダメージで抑えた。
投手力が充実する半面、打線は低調。必然的に接戦が増える。3戦連続の延長戦でトリプルKを投入せざるを得ない展開が続く。真弓監督は「中継ぎの出番が多くなる。その辺が気になるが、今の所、点が取れてない。何とかつないで、試合を拾っていく時期じゃないか」と言う。強力打線が目覚める時までリリーフ陣に託すしかない。【田口真一郎】




