<阪神4-5巨人>◇20日◇甲子園
阪神真弓明信監督(57)は、7回2死一、三塁で、ブラゼルの飛球を巨人脇谷が捕球したと判定した一塁の土山塁審に、落球していたとして抗議したが、覆らなかった。
開幕8戦目にして、真弓阪神にとってペナントの行方を左右しかねないワンプレーが生じた。7回、1点を勝ち越してなおも2死一、三塁。クレイグ・ブラゼル内野手(30)の打球は二塁後方へ。巨人脇谷亮太内野手(29)がキャッチしたかと思いきや、ボールはグラブからこぼれ、地面に落ちたかに見えた。しかし判定はアウト。少しの間を置いて、真弓監督がベンチから飛び出した。「(判定は)微妙じゃないだろう。(一塁塁審は)たぶん、見えていない。二塁は見る所が悪すぎる」と声を荒らげた。審判の位置取りにも疑問を投げかけ、4人の審判で協議することを求めた。抗議は5分近く続き、それでも判定は覆らなかった。
もし落球と判断されていたら、さらにリードは広がっていた。それだけではない。8回表、小笠原の遊撃へのゴロが内野安打となったが、アウトかセーフか微妙だった。真弓監督は再び抗議に走った。2度も抗議するのは、異例だ。「抗議をしても、覆るわけじゃない」とあまりベンチを出ることは好まないが、熱くなっていた。
2つのジャッジにより、試合の流れは変わった。8回に不運な内野安打が続き、久保田は3失点で逆転を許した。木戸ヘッドコーチも「落ちているよ。アンパイアで負けた、と言われても仕方がない。娯楽でやってるんじゃない。落ちているものは落ちている」と怒りは収まらなかった。広島に単独首位も譲る痛恨の敗戦。この落差は大きい。【田口真一郎】



